バイオリズムと仕事|転職・独立・新しい挑戦を考えるときの、時期の確かめ方

執筆:時枝 開監修:川越聡美(代表プロファイラー)公開:
12の点が並ぶ波の途中から、新しい方向へ点線の矢印が伸びるイメージ

転職や独立を考えたときは、「何を選ぶか」の前に「今がどんな時期か」を確かめると、迷いを整理しやすくなります。「辞めたい」という気持ちが、今の仕事そのものから来ているのか、時期による一時的な揺れなのかを分けて見られるからです。

この記事では、転職・独立・新しい挑戦を考えるときに、バイオリズムで時期を確かめる方法をご紹介します。バイオリズムは、転職すべきかどうかを言い当てるものではなく、次の時期に備えて、行動を計画するための道具です。決めるのは、あなた自身です。

仕事の迷いは、時期によって強くなる

仕事への迷いは、いつも同じ強さで続くわけではありません。同じ職場、同じ仕事でも、「もう辞めたい」と強く感じる時期と、「もう少しやってみよう」と思える時期があります。

スクールで学ぶバイオリズムの12ポジションでは、「精神(持続)」の時期は、気持ちが揺れやすく、「辞めたい」「変えたい」という気持ちが強くなりやすいとされています。また、充電期(充電1〜3)は、いつもどおりにやっても思うような結果が出にくく、自分を責めやすい時期です。

こうした時期に感じた迷いが、間違っているわけではありません。ただ、その気持ちの強さには、時期の影響も含まれていると知っておくと、少し落ち着いて考えられます。

ポイント

迷いを感じたら、「この気持ちは、今の時期だから強いのか」を確かめる。それだけで、勢いで決めてしまうことを防ぎやすくなります。

転職・独立を考えたら、まず確かめる3つ

1. 今年と今月のポジション

まず、年のバイオリズム(12年)と月のバイオリズム(12か月)で、自分が今どこにいるかを確かめます。仕事の大きな方向は年で、動き出す時期の目安は月で見ます。年・月の使い分けは、4つの時間軸で紹介しています。

2. その迷いは、一時的なものか

今が「精神」や充電期にあたるなら、迷いが強く出やすい時期です。その気持ちがいつから続いているかを、日記や手帳で振り返ってみてください。時期が変わっても同じ気持ちが続くなら、それは時期の揺れではなく、あなたの本当の望みかもしれません。

3. 「決める時期」と「動く時期」を分ける

転職や独立は、「決める」と「動く」を同じ日にしなくてもかまいません。気持ちが揺れやすい時期には、情報を集めて考えを整理し、決めるのは落ち着いた時期にする。このように分けると、迷いの中で大きな決断をせずにすみます。

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ポジション別:仕事の判断に生かすヒント

12ポジションは、それぞれ向いていることが違います。仕事の判断に置きかえると、次のような目安になります。ポジションの意味は、12ポジションで詳しく紹介しています。

ポジション仕事の判断に生かすヒント
充電1(自覚)無理をせず、目標を少し下げる。一人で抱えず、周りに協力を頼む
充電2(内省)大きな成果は求めず、この先に向けた情報集めや学びにあてる
充電3(清算)手放すものと大切にするものを見分ける。新しく始めることは次の「種」まで待つ
種(始動)新しい計画を立てたり、行動を始めたりするのに向いている
成長(試練)始めたことを続けて育てる。周りの助言を取り入れる
決定(計画)この先の方向性を決める、とくに大切な時期。焦らず、「これだけは答えを出す」ことを決める
健康(調整)予定にゆとりを持たせ、心と体を整える。無理を重ねない
人気(社交)声がかかったり、役割を任されたりしやすい。人とのつながりを大切にする
精神(持続)「辞めたい」が強くなりやすい。大きな決断や方針の変更は、次の「上昇」まで待つ
上昇(選択)止まっていたことが動き出す。次に持っていくものと、手放すものを冷静に選ぶ
経済(邁進)仕事や社会での役割に、力を注ぐ。挑戦したいことが明確なら、取り組んでよい時期
充実(達成)取り組みが実を結びやすい。次の充電期に備えて、蓄えや仕組みを整える

これは平均的な目安です。「このポジションなら転職がうまくいく」という意味ではありません。自分の記録と重ねて、自分の傾向を確かめながら使ってください。

「辞めたい」が強いとき

「辞めたい」という気持ちが強いときは、次の順に整理してみてください。

  1. 今のポジションを確かめる:「精神」や充電期なら、気持ちが揺れやすい時期です
  2. 自分を責めない:うまくいかないのは、力が足りないからとは限りません。時期の影響もあります
  3. 大きな決断は、少し待つ:「精神」なら次の「上昇」、充電期なら次の「種」まで、決断を急がない
  4. 待つあいだに、準備をする:何が不満なのか、次に何をしたいのかを書き出し、情報を集めておく

ただし、心身の不調や職場での深刻な問題があるときは、時期を待つ必要はありません。バイオリズムよりも、ご自身の安全と健康を優先し、医師や専門の窓口に相談してください。

充電期の過ごし方は、低調期の過ごし方で詳しく紹介しています。仕事が続かない経験をくり返して悩んでいるときは、続けやすい働き方の条件の整理を仕事が続かない人の特徴と、続けやすい働き方の条件にまとめています。

新しい挑戦を始めるとき

転職・独立・社内での新しい役割など、新しいことを始めるときは、「準備する → 始める → 方向を決める → 力を注ぐ」の流れを、12ポジションの順番に重ねると、計画を立てやすくなります。

年・月・日の順に計画へ落とし込む手順は、バイオリズムで計画を立てるをご覧ください。

毎日の仕事に生かす

転職や独立のような大きな判断だけでなく、毎日の仕事の進め方にもバイオリズムは使えます。

実践者の具体的な使い方は、続けられる習慣のつくり方で紹介しています。上司や同僚がすぐ怒って仕事がしにくいときは、すぐ怒る人への接し方も参考にしてください。話が長い同僚や上司に毎回つかまって疲れるときは、話が長い人の特徴と切り上げ方で、感じよく区切る言い方をまとめています。

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私の場合:「決定」の年に独立した

ここからは、執筆者である私(時枝 開)の経験です。

2009年、私の年のバイオリズムは「決定(計画)」のポジションにありました。これからの方向性を決める時期とされるポジションです。正直に言えば、深く理解する前に、まず独立してしまったというのが実際のところです。

それからは、スクールの先輩の助言を受けながら、年のバイオリズムで数年単位の計画を立て、月のバイオリズムで人と会う時期と技術を掘り下げる時期を見定めてきました。日々の仕事では、時間のバイオリズムで、考える仕事と単純作業、折衝の時間帯を分けています。

すべてがバイオリズムのおかげだとは考えていません。けれど、迷ったときに立ち返る「基準」があったことは、仕事を続けるうえで大きな支えでした。

※個人の体験であり、同様の結果を保証するものではありません。

仕事に限らず、何もかもうまくいかないと感じるときは、何もかもうまくいかない時期の乗り越え方も参考にしてください。

よくある疑問

バイオリズムで、会社を辞めるべきかどうかがわかりますか?

いいえ。バイオリズムは、辞めるべきかどうかを決めるものではありません。今の時期を確かめて、迷いを整理したり、決める時期と動く時期を分けたりするための道具です。決めるのは、あなた自身です。

気持ちが揺れやすい時期に、よい話が来たらどうすればよいですか?

断る必要はありません。ただ、その場で即決せず、条件や情報を確かめる時間をとることをおすすめします。時期が変わっても魅力を感じるなら、前向きに考えてよいでしょう。

充電期には、転職や独立をしてはいけないのですか?

いけないわけではありません。事情があって動く時期が決まっていることもあります。そのときは、量を落として無理をせず、周りに協力を頼みながら進めてください。

バイオリズムや生年月日の分析を、仕事(相談)にしたいときは、どうすればよいですか?

法律上の資格は必要ありませんが、体系的に学べる講座や資格を選ぶ方もいます。収入を約束するものではないので、学ぶ内容・費用・修了後の扱いを確かめてから決めるのがおすすめです。選ぶときの確認点は、資格・講座を選ぶ前に確かめる6つのこと(バイオリズムを学ぶ)で整理しています。

科学的に証明されているのですか?

いいえ。スクールの読み方は、統計学的に証明されたものではなく、備えるための道具です(バイオリズムの信憑性)。

まとめ

まずは、一生の波の中のいまの位置と、今月のポジションを知るところから、試してみてください。

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