バイオリズムで「続けられる」習慣をつくる|集中する時間と休む日の分け方

習慣が続かない原因のひとつは、「毎日同じ量をこなす」ことを前提にしていることです。調子には波があります。その波に合わせて、集中するときと休むときに強弱をつけると、続けやすくなります。
もともと続けることが苦手だった私(時枝 開)が、バイオリズムで続けられるようになった経験をもとに、1日・日・年の3つのバイオリズムを、習慣づくりにどう使ってきたかをお伝えします。バイオリズムは未来を言い当てるものではなく、次の時期に備えて、行動を計画するための道具です。
習慣が続かないのは、意志が弱いからではない
三日坊主になってしまうと、「自分は意志が弱い」と考えがちです。けれど、体調も気分も、毎日同じではありません。調子の良い日も、そうでない日もあるのに、毎日同じ量をこなそうとすれば、どこかで無理が出ます。
習慣づくりの一般的なコツとして、「小さく始める」「既存の行動にひもづける」「できない日のルールを決めておく」といった方法がよく知られています。ここでは、それに加えて、自分のエネルギーの波を知って、使い方に強弱をつけるという考え方をご紹介します。
1日のバイオリズム:集中する時間をしぼる
私が毎日続けるうえで、いちばん効いたのは、1日のバイオリズムでした。1日は24時間で12のポジションをめぐり、2時間ごとにポジションが変わります(4つの時間軸)。
「種・成長・経済」の時間帯に、絞り込む
私は、自分の1日の中で、「種(始動)」「成長(試練)」「経済(邁進)」の時間帯を、集中して取り組む時間にしています。それぞれ2時間で、あわせて6時間ほどです。
- 種:新しく動き出すのに向いた時間
- 成長:始めたことを続けて育てる時間
- 経済:仕事や社会での役割に、力を注ぐ時間
限られた時間だからこそ、その時間にやることを絞り込むようにしました。
「重要だけれど緊急ではないこと」を、その時間にやる
絞り込むときの考え方は、次の2つです。
- 「20」を毎日やる:いわゆる「80:20の法則」で言う、成果の大部分を生む「20」にあたることを、その時間にやります
- 「第2領域」を必ずやる:スティーブン・R・コヴィーの『7つの習慣』にある「緊急ではないが、重要なこと」です。急かされないので後回しになりがちですが、自分の将来に効いてくるものです
第2領域には、スキルを磨くことのほか、スキルを発揮する土台となる、体づくりや生活のリズムも含まれます。
時間帯を知っただけでは、変わらない
「今は良い時間帯だ」と知って、安心するだけで終わってしまうことがあります。大切なのは、その時間に、実際に手を動かすことです。1日のほんのわずかな時間に、時間がたつほど効いてくることをやっておく。これが、私の考えるコツです。
続けていると、「これで良かったのだ」と自分で手応えを感じられるようになります。その手応えが、続ける力をさらに強くしてくれました。
日のバイオリズム:集中する日と休む日を分ける
1日の中の時間帯のほかに、日のバイオリズム(12日周期、1日ごと)も使っています。日のポジションに合わせて、その日の過ごし方を決めます。
| 日のポジション | 私の過ごし方 |
|---|---|
| 種(始動)から | 一気に仕事に集中する |
| 人気(社交) | 人に会いに行く予定を入れる |
| 精神(持続)・充電1(自覚) | 休む日にする |
| 充実(達成) | 成果を楽しむ日にする |
| 充電3(清算) | 経理処理や、身の回りの整理をする |
すべての日に同じ量を求めず、集中する日・人に会う日・整理する日・休む日を分けたことで、休むことにも罪悪感がなくなり、続けやすくなりました。各ポジションの意味は、12ポジションで紹介しています。
※個人の体験であり、同様の結果を保証するものではありません。
年のバイオリズム:充電期でも力の入れ具合がわかる
日のリズム(運動・集中・休息)が整ってくると、年のバイオリズムの充電期にも、自覚が冴えて、力の入れ具合がわかるようになりました。
充電期は、うまくいかないと感じやすい時期です。日々のリズムができていると、「今は蓄える時期だから、量を落としてもよい」と判断でき、慌てずに過ごせます。充電期の過ごし方は、低調期の過ごし方で紹介しています。
続けられなかったとき、私は何が違ったか
振り返ってみると、続けられなかった日や、続けにくかった時期は、「日のバイオリズムに合わせた活動」ができていなかったときでした。運動・集中・休息の3つのリズムが乱れると、1日の中の時間帯を生かすことも難しくなります。
続かなくなったときは、自分を責めるのではなく、まず日のリズムを整え直すようにしています。
続けるための3つのコツ
- 1日にやることを、しぼる:集中する時間帯に、重要なことをひとつかふたつだけやります。量を欲張らないほうが続きます
- 休む日・整理する日を、先に決める:休むことを、計画のうちに入れておきます
- 続かなかった日は、リズムに戻る:できなかった日を責めず、翌日から、集中・休息のリズムを整え直します
気をつけたいこと
- バイオリズムを、休む言い訳にも、無理をする理由にもしない:あくまで、自分の状態を知って、備えて計画するための基準です
- 体調や心の状態の判断には使わない:体調が優れない日が続くときは、医師や専門の相談窓口に相談してください
- 結果を保証するものではありません:ここで紹介したのは、私の使い方の一例です
今日から始めるには
まずは、今日のポジションと、今の時間帯のポジションを調べてみてください。そのうえで、今日の集中する時間帯に、やることをひとつだけ決めて、手を動かしてみましょう。
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無料でバイオリズムを計算するよくある疑問
集中する時間帯は、人によって違うのですか?
はい。ポジションは、生年月日から決まるため、人によって、集中に向いた時間帯が違います。まずは、自分のポジションを調べることから始めます。
波を無視して、毎日同じ量をやってはいけませんか?
いけないということはありません。ただ、毎日同じ量を続けようとして、苦しくなっているなら、強弱をつけてみるのも一つの方法です。
どの単位(年・月・日・時間)から見ればよいですか?
習慣づくりでは、まず、1日の中の時間帯と、日のポジションから始めるのがおすすめです。慣れてきたら、月や年の流れも確かめてみてください(4つの時間軸)。
科学的に証明されているのですか?
いいえ。スクールの読み方は、統計学的に証明されたものではなく、備えるための道具です(バイオリズムの信憑性)。
まとめ
- 習慣が続かない原因のひとつは、毎日同じ量を前提にしていること。波に合わせて強弱をつけると、続けやすくなる
- 1日のバイオリズムでは、集中する時間帯(種・成長・経済)に、重要だけれど緊急ではないことを絞り込んでやる
- 日のバイオリズムでは、集中する日・人に会う日・整理する日・休む日を分ける
- 続かなかったときは、自分を責めず、日のリズム(運動・集中・休息)を整え直す
- 時間帯を知って安心するだけでなく、実際に手を動かすことが大切
これは、私の使い方の一例です。まずは、自分の今日のポジションを知るところから、試してみてください。