転機の意味とは?人生の転機の前に起こりやすいこと、どん底の捉え方と、動く時期・待つ時期

執筆:時枝 開監修:川越聡美(代表プロファイラー)公開:更新:
谷を抜けた波が、新しい方向へ曲がって伸びていくイメージ

転機とは、生き方や進む方向が大きく変わる節目のことです。ある日突然やってくるように見えて、振り返ると「終わり」と「始まり」の間に起きていることが多いものです。うまくいかない時期に手放したものが、次の一歩の余白になることもあります。

この記事では、人生の転機とは何か、転機の前に起こりやすいこと、「どん底」の受け止め方、そして転機に動く時期と待つ時期を、バイオリズムの12ポジションを使って整理します。バイオリズムは転機がいつ来るかを言い当てるものではなく、次の時期に備えて、行動を計画するための道具です。

人生の転機とは

人生の転機とは、生き方や進む方向が大きく変わる節目のことです。転職・独立・結婚・離婚・引っ越し・家族の変化・大切な人との別れなど、形はさまざまです。

転機には、大きく分けて2つあります。

選べない転機は、時期に関係なく訪れます。バイオリズムでできるのは、転機を起こしたり止めたりすることではありません。起きたことをどう受け止めるか、次の一歩をいつ踏み出すかを考える「基準」を持つことです。

ポイント

転機そのものは選べなくても、「今はどんな時期か」を知ることで、受け止め方と動き出す時期は選べます。

転機の前に起こりやすいこと:「前兆」の見方

「人生の転機の前兆」「転機のサイン」と調べると、不思議な出来事やスピリチュアルな話がたくさん出てきます。このサイトでは、そうした見方はとりません。そのかわりに、時期の切り替わりとして起こりやすいことを、12ポジションの考え方で整理します。

1. これまでのやり方が、合わなくなる

同じように努力しているのに、思うような結果が出ない。12ポジションでは、充電期(充電1〜3)に入ると、いつもどおりにやっても思うような結果が出にくいとされています。「今までのやり方が通じない」という感覚は、次の段階に移る前によく見られるものです。

2. 手放すもの、終わるものが出てくる

充電期の最後にあたる「充電3(清算)」は、不要なものを整理するのに向いた時期です。人間関係や仕事、習慣などが一区切りを迎えることがあります。次の「種(始動)」の前に、余白ができるイメージです。

3. 「変えたい」気持ちが強くなる

「精神(持続)」の時期は、「辞めたい」「変えたい」という気持ちが強くなりやすいとされています。この気持ちは大切なサインですが、時期の影響で強まっていることもあります。

4. 止まっていたことが、再び動き出す

「上昇(選択)」は、止まっていた計画や人間関係が、再び動き出す時期です。先延ばしにしてきたことが表に出てきて、選び直しを迫られることがあります。

どれも「これが起きたら転機が来る」という意味ではありません。ただ、今の自分がどの時期にいるかを知っていると、起きていることを落ち着いて見られます。

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「どん底」は、転機の入口になりうる

何をやってもうまくいかない、いわゆる「どん底」の時期が、あとから振り返ると転機の入口だった、ということがあります。

12ポジションでは、12年のうち最後の3年(1年のうちの3か月)を「充電期」と呼びます。エネルギーが下がり、うまくいかないことが起きやすい一方で、自分を振り返り、いらないものを整理するのに向いた時期です。そして充電期を抜けると、新しく動き出す「種(始動)」がめぐってきます。

「今うまくいかないのは、力が足りないからではなく、次に向けてエネルギーをためる時期だから」と知っているだけで、必要以上に自分を責めずにすみます。充電期は12年に一度、誰にでもめぐってきます。

充電期にやっておきたいことは、低調期の過ごし方で詳しく紹介しています。

つらい時期を過ごしている方へ

体調や心の状態が優れない日が続くときは、バイオリズムで判断せず、医師や専門の相談窓口に相談してください。バイオリズムは、医療や診断の代わりにはなりません。

転機に動く時期と、待つ時期

自分で選ぶ転機なら、「決める時期」と「動く時期」を分けて考えると、迷いの中で大きな決断をせずにすみます。

待つ時期:気持ちが揺れやすいとき

動く時期:始める・決める・選ぶとき

選べない転機が「待つ時期」に来ることもあります。そのときは、すぐにすべてを決めようとせず、今決めなければならないことと、次の時期に回せることを分けるだけでも、気持ちが少し楽になります。

年・月・日の順に計画へ落とし込む手順は、バイオリズムで計画を立てるをご覧ください。

ポジション別:転機に生かすヒント

12ポジションそれぞれの時期に、転機とどう向き合うかの目安です。ポジションの意味は、12ポジションで詳しく紹介しています。

ポジション転機に生かすヒント
充電1(自覚)うまくいかなくても自分を責めない。無理をせず、周りに協力を頼む
充電2(内省)大きな成果は求めず、2つ先の「種」に向けた情報集めや学びにあてる
充電3(清算)手放すものと大切にするものを、落ち着いて見分ける。勢いで切り捨てない
種(始動)新しく動き出すスタート地点。目指したい状態を思い描いてから、始めることを選ぶ
成長(試練)始めたことを続けて育てる。手応えが薄くても、続けることをやめない
決定(計画)この先の方向性を決める、とくに大切な時期。決めることに優先順位をつける
健康(調整)予定にゆとりを持たせ、心と体を整える。次の時期に向けた準備にあてる
人気(社交)出会いやつながりが広がりやすい。人から持ち込まれる話にも耳を傾ける
精神(持続)「変えたい」が強くなりやすい。大きな決断は、次の「上昇」まで待つ
上昇(選択)止まっていたことが動き出す。次に持っていくものと、手放すものを選ぶ
経済(邁進)挑戦したいことが明確なら、取り組んでよい時期。力を注ぐ
充実(達成)ひと区切りの時期。次の充電期に備えて、蓄えや仕組みを整える

これは平均的な目安です。「このポジションに転機が来る」という意味ではありません。過去の出来事と重ねて、自分の傾向を確かめながら使ってください。

転機が来る年齢はあるのか

「〇歳は人生の転機」といった話を耳にすることがあります。けれど、このサイトでは、誰にでも同じ年齢で転機が来るとは考えていません。

スクールで学ぶバイオリズムでは、年のポジションが12年でひとめぐりします。つまり、充電期から「種」へ切り替わる節目は、12年ごとに一人ひとり違うタイミングでめぐってくるということです。同じ年齢でも、充電期にいる人もいれば、「決定」にいる人もいます。

また、12年周期の先には、人生全体の流れを読む「一生のバイオリズム」という考え方があり、社会人として活躍する年代(おおむね20代〜60代)をファースト(前期)・セカンド(中期)・サード(後期)に分けてとらえます。一生に一度、約20年にわたって訪れる人生のハイライト(最も輝く時期)がいつ来るかは、人によって違う、という考え方です。この内容はスクールの上級課程で扱うもので、概要は人生のバイオリズムとはで紹介しています。

過去の転機を、振り返ってみる

自分の転機の傾向を知るには、これまでの転機を書き出して、その年のポジションと重ねてみるのがおすすめです。「あの年は動き出しの年だった」「あの時期は整理の時期だった」と、当時の自分を落ち着いて見直せることがあります。それが、次に同じポジションがめぐってきたときの基準になります。

一生の波の中で、いまどこにいるかを見てみる

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私の場合:課題に向き合った年と、独立した年

ここからは、執筆者である私(時枝 開)の経験です。

2002年、私は家族のことで大きな課題を抱え、長い間、答えの見えない時間を過ごしました。その中でたどり着いたのが、「時間の使い方」「時間の質」という問いでした。不安や迷いの大きさは、時間の使い方に左右される。この実感が、のちにバイオリズムと出会う下地になりました。

2007年の暮れ、スクールの先輩卒業生である会社経営者の方とのお付き合いが始まり、バイオリズムを日常と仕事に取り入れはじめました。そして2009年、私の年のバイオリズムは「決定(計画)」のポジションにありました。これからの方向性を決める時期とされるポジションです。正直に言えば、深く理解する前に、まず独立してしまったというのが実際のところです。

すべてがバイオリズムのおかげだとは考えていません。けれど、迷ったときに立ち返る「基準」があったことは、転機のあとを歩むうえで大きな支えでした。

※個人の体験であり、同様の結果を保証するものではありません。

これまでの転機を、やる気の波として描いて振り返りたいときは、モチベーショングラフの書き方も参考にしてください。

転機の前に、動きが止まったように感じるときは、人生の停滞期とは?もあわせてご覧ください。

よくある疑問

バイオリズムで、人生の転機がいつ来るかわかりますか?

いいえ。バイオリズムは、転機がいつ来るかを言い当てるものではありません。今がどんな時期かを知って、起きたことの受け止め方や、次の一歩を踏み出す時期を考えるための道具です。

充電期に転機が来てしまったら、どうすればよいですか?

選べない転機は、時期に関係なく訪れます。すべてをすぐに決めようとせず、今決めなければならないことと、次の「種(始動)」まで回せることを分けてみてください。一人で抱えず、周りに協力を頼むことも大切です。

転機の言い換えには、どんな言葉がありますか?

「節目」「分岐点」「変わり目」「岐路」「ターニングポイント」「きっかけ」などがあります。「転機」は、生き方や進む方向が変わるきっかけや、その時期そのものを指すことが多い言葉です。ニュアンスの違いと使い分け、例文は転機の言い換え・類語で紹介しています。

「転機が訪れる」とは、どういう意味ですか?

生き方や進む方向が大きく変わるきっかけが、やってくることです。転職・独立・結婚・引っ越しなど、自分で選ぶ転機のほか、自分では選べない出来事が転機になることもあります。バイオリズムでは、転機がいつ来るかを言い当てるのではなく、今がどんな時期かを知って、次の一歩に備えます。

転機の前兆やサインは、本当にあるのですか?

このサイトでは、不思議な出来事を前兆とみなす考え方はとりません。そのかわりに、「これまでのやり方が合わなくなる」「手放すものが出てくる」など、時期の切り替わりとして起こりやすいことを、振り返りの手がかりにしています。

科学的に証明されているのですか?

いいえ。スクールの読み方は、統計学的に証明されたものではなく、備えるための道具です(バイオリズムの信憑性)。

まとめ

まずは、一生の波の中のいまの位置と、今月のポジションを知るところから、試してみてください。

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