バイオリズムとは?意味・3つの周期と、備えと計画に役立てる読み方

執筆:時枝 開監修:川越聡美(代表プロファイラー)公開:更新:
周期的に上下するバイオリズムの波のイメージ

バイオリズムとは、簡単に言うと、生年月日を起点に、人の心や体の状態には周期的な波がある、とする考え方です。「なぜか調子が出ない時期」や「不思議と物事が進む時期」を、ひとつの波として捉えます。

この記事では、よく知られている「身体・感情・知性」の3つの周期から、よく混同される体内時計との違い、根拠についての考え方、そして年・月・日・時間で読むもうひとつのバイオリズムまでを整理します。バイオリズムを18年間、仕事と日常に取り入れてきた実践者の立場から、未来を言い当てるものではなく、次の時期に備えて、行動を計画するための道具として、その使い方をお伝えします。

バイオリズムとは?意味と語源

バイオリズムとは、簡単に言うと?

簡単に言うと、「人の調子には、生まれた日から始まる波がある」という考え方です。調子のよい時期と、休んだほうがよい時期が、決まった周期でくり返しめぐってくる、と考えます。その波を知っておくと、「今は動く時期」「今は整える時期」と、自分の予定を立てる目安になります。

バイオリズム(biorhythm)は、「生命」を意味する bio と、「規則的な動き」を意味する rhythm を組み合わせた言葉です。

生まれた瞬間を波の起点として、人の状態は一定の周期で上がったり下がったりする——これがバイオリズムの基本的な考え方です。

バイオリズムを日本語でいうと?言い換えは?

日本語では「生体リズム」「生命のリズム」と訳されることがあります。ただし、生物学でいう「生体リズム」は体内時計などを指すことが多く、ここでいうバイオリズムとは別のものです(詳しくは後の章で説明します)。

ふだんの会話では、「調子の波」「好不調の波」「体のリズム」「心身のリズム」などと言い換えられることもあります。文章で使うときは、「体調の波」(体のこと)、「気分の波」(心のこと)のように、何の波なのかを添えると伝わりやすくなります。

「バイオリズムに乗る」とはどういう意味?

「バイオリズムに乗っている」「バイオリズムに乗って」は、調子の波がよい時期にいて、物事がうまく進んでいることを表す言い回しです。「波に乗る」とほぼ同じ意味で使われます。反対に、調子が出ない時期は「バイオリズムが悪い」「バイオリズムが下がっている」と言われます(後の章)。

運勢のことではありません

「バイオリズム=運勢」と思われることがありますが、本サイトではそう扱いません。バイオリズムは、何が起きるかを予言するものではなく、自分の状態の波を知り、それに合わせて動き方を考えるための目安です。「運勢バイオリズム」と呼ばれるものとの違いは、運勢バイオリズムとは?バイオリズムと運勢の違いで整理しています。

よく知られている「身体・感情・知性」3つの周期

一般に「バイオリズム」といえば、次の3つの周期を指すことが多いでしょう。無料の計算サイトやアプリの多くも、この3つの波をグラフで表示しています。

23日・28日・33日の波

周期日数関係するとされる状態
身体のリズム(P)23日体力や活動のしやすさ
感情のリズム(S)28日気分や感受性
知性のリズム(I)33日集中力や判断力

それぞれ英語の頭文字(Physical・Sensitivity・Intellectual)をとって、P・S・Iと表されることもあります。どの波も誕生日を起点に同じ形で上下をくり返す、とされています。それぞれの意味や計算方法は、バイオリズムの3つの周期とは?で解説しています。

高い時・低い時・要注意日

グラフの中心線より上にある時期は「高調期」、下にある時期は「低調期」と呼ばれます。また、波が中心線をまたぐ日は、状態が切り替わる不安定な日として「要注意日」と呼ばれることがあります。詳しくは要注意日とは?で説明しています。自分の3つの波と要注意日は、バイオリズム計算で30日分をグラフにして確かめられます。

ポイント

3つの周期は、バイオリズムという考え方の出発点になった一般的な理論です。本サイトで紹介する「年・月・日・時間の4つの時間軸」は、これとは別の読み方です(後の章)。

バイオリズムの始まり

バイオリズムの考え方は、19世紀の終わりごろ、ドイツの医師ヴィルヘルム・フリースと、オーストリアの心理学者ヘルマン・スウォボダが、それぞれ人の状態の周期に注目したことに始まるとされています。のちに知性の33日周期が加わり、「身体・感情・知性」の3つの周期として広まりました。

日本でも1970年代ごろから広く知られるようになり、今では計算サイトやアプリで手軽に調べられるようになっています。

年代順の詳しい歩みは、バイオリズムの歴史で紹介しています。

「体内時計」とは別のもの

「バイオリズム」という言葉は、体内時計(概日リズム)の意味で使われることもあります。体内時計は、睡眠と目覚めのように、およそ24時間の周期で体の状態が移り変わる仕組みのことで、その仕組みの研究は2017年のノーベル生理学・医学賞の対象にもなりました。

一方、この記事で扱うバイオリズムは、生年月日を起点に、日や月、年といった単位で状態の波を読む考え方です。同じ言葉でも、指しているものが違います。

体内時計(概日リズム)この記事のバイオリズム
起点毎日の光や生活のリズム生年月日
周期およそ24時間日・月・年など(3つの周期の理論では23〜33日)
使いみち生活のリズムを整える考え方として自分の時期を知り、備えと計画に役立てる

「バイオリズムを整える」といった言葉を見かけたら、どちらの意味で使われているかを確かめると、話がすっきりします。

バイオリズムに根拠はある?私たちの考え方

「バイオリズムに根拠はあるのか」は、多くの方が気になるところだと思います。正直にお答えすると、3つの周期の理論は、統計的な検証で裏づけが得られなかったとする研究もあり、科学的に確立したものとはいえません。

そのうえで、本サイトは次のように考えています。

基準があると、「うまくいった/いかなかった」を振り返って流れを確かめ、次の計画に備えやすくなります。バイオリズムの価値は、次の時期に備えるサイクルを回しやすくすることにある、というのが私たちの立場です(編集方針)。詳しくはバイオリズムの信憑性で説明しています。

もうひとつの読み方:年・月・日・時間の4つの時間軸

3つの周期の理論とは別に、本サイトを運営するプラクティカルプロファイリングスクールでは、年・月・日・時間の4つの時間軸でバイオリズムを読む独自の方法(プラクティカルバイオリズム分析)を用いています。

4つの時間軸

時間軸周期主な使いみち
年12年数年単位の大きな流れをつかみ、おおまかな計画を立てる
月12か月人に会う時期、力を蓄える時期などを見定める
日12日集中する日と休む日を決める
時間24時間(2時間ごと)仕事の性質に合わせて、取り組む時間帯を選ぶ

それぞれの見方と使いどころは、4つの時間軸で詳しく紹介しています。

年と月の変わり目は、1月1日や毎月1日ではありません。暦の節目にあわせて切り替わり、年の切り替わりは立春(2月4日ごろ)、月の切り替わりは毎月3〜9日ごろです。

12のポジションと「充電期」

どの時間軸も、次の12のポジションを順にめぐり、最後の「充電3」の次は、また「種」に戻ります。

  1. 種(始動)
  2. 成長(試練)
  3. 決定(計画)
  4. 健康(調整)
  5. 人気(社交)
  6. 精神(持続)
  7. 上昇(選択)
  8. 経済(邁進)
  9. 充実(達成)
  10. 充電1(自覚)
  11. 充電2(内省)
  12. 充電3(清算)

それぞれの時期の意味は、12ポジションの一覧で紹介しています。

最後の3つ(充電1〜3)をまとめて「充電期」と呼びます。

充電期は、エネルギーを蓄える時期です。うまくいかないことが起きやすい一方で、自分を振り返り、いらないものを整理するのに向いています。そして充電期を抜けると、新しく動き出す「種(始動)」がめぐってきます。

なお、人生全体の大きな流れをファースト(前期)・セカンド(中期)・サード(後期)に分けて読む「一生のバイオリズム」という考え方もあります。人生のハイライト(最も輝く時期)がいつ来るかは、人によって違うと考えます。詳しくは人生のバイオリズムで紹介しています。

性格タイプと掛け合わせる

同じポジションでも、性格タイプによって、時期の表れ方や過ごし方が変わります。スクールでは、生年月日から導く6つの性格タイプをバイオリズムと掛け合わせて読みます。たとえば同じ充電期でも、人との調和を大切にするタイプと、高い目標に向かって走るタイプとでは、先に整えておきたいことが変わります。あらかじめ知っておくと、備えが具体的になります(性格診断は生年月日でわかる?6つの性格タイプ)。

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バイオリズムが「悪い」ときはどういう意味?

「今、バイオリズムが悪い」と言われると、不安になるかもしれません。けれど、バイオリズムでいう「低い時期」は、あなたの力が足りないという意味ではありません。波が下がる時期は、誰にでも周期的にめぐってきます。

4つの時間軸の読み方でいえば、低い時期の多くは「充電期」にあたります。この時期は、次のように過ごすのがおすすめです。

「うまくいかないのは、今が充電の時期だから」と分かるだけで、自分を必要以上に責めずにすみます。詳しくは低調期の過ごし方で紹介しています(バイオリズムの活用の記事一覧もご覧ください)。

実践者はこう使っている:備える道具として

ここからは、執筆者である私(時枝 開)の使い方をご紹介します。私は2007年からバイオリズムを日常と仕事に取り入れてきました。

特別なことをしたわけではなく、これを積み重ねてきただけです。なかでも、日のバイオリズムで集中と休息のリズムをつくったことで、もともと続けることが苦手だった私が「続ける」ことを実感できるようになりました。

もちろん、すべてがバイオリズムのおかげだとは考えていません。けれど、迷ったときに立ち返る「基準」があったことは、続けるうえで大きな支えでした。

※個人の体験であり、同様の結果を保証するものではありません。

続けるための具体的な使い方は、続けられる習慣のつくり方で紹介しています。

自分のバイオリズムを知る方法

自分のバイオリズムは、生年月日がわかれば調べられます。

本サイトの計算ツールは無料で、入力した生年月日は計算のためだけに使い、保存しません。結果を見たら、まずはここ最近の出来事や気分と照らし合わせて、振り返ってみてください。グラフとポジションの違い、見る順番はバイオリズムの見方・読み方にまとめています。

まとめ

まずは自分の今のポジションを知り、最近の出来事と照らし合わせるところから始めてみてください。

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