占い師になるのに資格は必要?国家資格の有無と、民間資格・講座を選ぶ前に確かめる6つのこと

執筆:時枝 開監修:川越聡美(代表プロファイラー)公開:
6つの項目に、チェックの印がついたリストのイメージ

占い師になるために、法律で定められた資格や免許は必要ありません。占いを対象にした国家資格もありません。協会やスクールが出す民間資格は数多くありますが、取っても取らなくても占い師を名乗れます。取るかどうかは、「何のために学ぶのか」で決まります。

この記事では、民間資格でできること・できないこと、独学の限界、収入についての注意、そして資格や講座を選ぶ前に確かめたい6つのことを、特定の団体や講座をすすめずにまとめます。

結論:法律上の資格は不要。国家資格もない

ポイント

  • 占い師になるために、法律で定められた資格・免許は必要ない。国家資格もない
  • 資格は民間のもの。協会・スクール・通信講座などが、それぞれの基準で出している
  • 資格があっても、実力・集客・収入の保証にはならない。選ぶときは、学ぶ目的と中身、費用の総額、修了後の扱いを確かめる

「資格を取れば仕事になる」と考えて申し込む前に、何のために、何を学ぶのかを整理すると、遠回りを防げます。

占いに国家資格はある?

ありません。占いは、医師や弁護士のように、国が資格を定めている仕事ではないので、「国家資格の占い師」という資格は存在しません。「国家資格」「公的資格」と紛らわしい言い方で受講をすすめる広告には、注意してください。

一方で、民間の団体が定める認定や検定は、数多くあります。国家資格との違いは、法律上の根拠があるかどうかと、発行元が自由に基準を決めていることです。民間資格が「ない」わけでも「無意味」でもありません。ただ、どこでも通用する共通の資格ではなく、発行元ごとに意味や重みが違うことを知っておく必要があります。

民間資格とは?種類と、できること・できないこと

占いに関する民間資格は、大きく次の3つの形に分けられます。

形内容確かめたいこと
検定・認定試験型協会などが試験を行い、合格すると資格を認定する試験の内容、受験料、更新の有無
講座の修了型スクールや通信講座を修了すると、修了証や認定を出す学ぶ期間、サポート、修了の基準
スクール独自の認定そのスクールの体系を学んだ人に、独自の肩書きを認める肩書きが何を表すか、ほかで通用するか

学ぶ対象も、タロット、手相、四柱推命、数秘術など、体系ごとに分かれています。

資格でできることは、体系的に学んだ証明になる、名乗れる肩書きができる、学びを続ける目標になる、といった点です。できないことは、鑑定の腕前の保証、お客さまの紹介、収入の約束です。資格は入り口で、そこから実践を重ねていくことになります。

独学で占い師になれる?

なれます。法律上の資格が要らない以上、独学で学び、占い師として活動することは可能です。本や無料の情報、アプリで学んでいる方もたくさんいます。

ただ、独学には次のような難しさもあります。

独学で土台をつくり、必要を感じたところで講座や仲間を探す、という順番も考えられます。独学で身につくこと・身につきにくいこと、切り替える目安は占いは独学で学べる?講座との違いと選び方で整理しています。

占い師は誰でもなれる?収入はどうなる?

名乗るだけなら、誰でも可能です(向き不向きの見方は占い師に向いている人の特徴)。ただ、仕事として続けるには、学ぶこと以外にも集客・実績づくり・発信が必要になります。資格を取ったからお客さまが来る、というわけではありません。副業としての始め方・税金の基礎は占い師の副業は稼げる?にまとめています。

収入は、活動の仕方や時間、実績によって人それぞれで、「必ず稼げる」「資格を取れば収入になる」と約束できるものではありません。収入の例だけを大きく見せている広告や、仕事の紹介を約束する宣伝を見かけたときは、その根拠や条件を落ち着いて確かめてください。

資格・講座を選ぶ前に確かめる6つのこと

どの資格・講座でも使える、確認のポイントです。申し込む前に、公式の案内で確かめてみてください。

確かめること見るポイントと、注意したい表現
1. 何を学ぶのかどの体系を、どの深さまで。学んだあと、自分や身近な人の理解に使うのか、相談の仕事に使うのか
注意:「これだけで何でもわかる」
2. 認定の発行元と名称誰が認定するのか。名称が国家資格と紛らわしくないか
注意:「公的」「国が認める」と受け取れる言い方
3. 費用の総額受講料のほか、教材費・受験料・更新料・年会費がかかるか
注意:「月々○円」だけで総額がわからない
4. 学び方と期間・サポート通信か、オンライン講義か。質問できるか。見返せる動画があるか
注意:「放置でも取れる」
5. 修了後の扱い名乗れる肩書き、学びを続ける場、実践の機会。仕事の紹介の有無(紹介しないなら、そう書いてあるか)
注意:「卒業後は月収○万円」「仕事を紹介します」の断定
6. 返金・解約と事前相談返金の条件と期限。申し込む前に、不安を相談できるか
注意:説明の前に、すぐ申し込みを迫る

公式の案内だけで判断しにくいときは、体験講座や無料の個別相談があるかを確かめるのもひとつの方法です。気になる点を質問して、答えが具体的で、できないことも正直に言ってくれるかも、判断の材料になります。

もうひとつの選択肢:生年月日をもとにした「分析」を学ぶ

占いを学ぶ方法のほかに、生年月日から自分や相手の状態を読み解き、行動の計画に生かす「分析」を学ぶ道もあります。バイオリズムや、性格タイプの分析がそのひとつです。

比べる点運勢・吉凶を読む占い状態を読み解く分析(本サイトのバイオリズム)
目的運気の流れや吉凶を知る今の時期を知り、備えと行動の計画に使う
伝え方鑑定の結果として伝える状態の説明と、動き方の助言として伝える
向いている人占術そのものを探究したい人自分や身近な人を理解して、動き方を考えたい人

どちらが優れているということではなく、目的が違います。本サイトを運営するスクールの講座も、後者の分析を学ぶものです(案内は記事の最後にまとめています)。その認定も、国家資格ではなく、スクールが出す民間の認定です。ほかの選択肢と同じ6つのポイントで、比べてみてください。

バイオリズムがどういうものかは、バイオリズムとは?とバイオリズムの信憑性で、ほかの占術との違いはほかの分析との違いで整理しています。

まずは、無料のツールで、バイオリズムを体験してみる

無料でバイオリズムを計算する

よくある疑問

資格がなくても、占い師を名乗れますか?

名乗れます。法律で定められた資格はないので、資格の有無にかかわらず活動できます。ただし、「絶対によくなる」「悩みが解決する」などの断定的な広告は、お客さまの誤解を招くため、避けるのが望ましいとされています。

占い師に向いている資格は、どれですか?

「どれが最適」とは言えません。何を学びたいのか(体系)と、学んだあとの使い方によって、合うものが変わります。まずは、「6つのこと」で候補を比べ、無料の体験や相談で、自分に合うかを確かめてみてください。

資格がないと、仕事はもらえませんか?

資格の有無だけで決まるものではありません。実績、発信、相談の質、信頼などのほうが、依頼のきっかけになることが多いといわれます。資格は、学んだことを示す材料のひとつです。

通信講座だけで、資格は取れますか?

通信講座だけで認定される資格もあります。ただ、質問できるか、実践の機会があるかは、講座によって違います。サポートの内容を確かめてから選んでください。

複数の資格を取ったほうがよいですか?

数を増やすことが目的になると、費用と時間がかさみます。ひとつの体系を、実際の相談や実践で使えるところまで深めるほうが、役立つ場面も多いといわれます。

まとめ

焦って申し込まず、まずは自分の目的を書き出して、気になる選択肢の公式案内を、6つのポイントで見比べてみてください。

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