すぐ怒る人の特徴と心理は?めんどくさいと感じたときの接し方と、相手の性格タイプで変わる関わり方

執筆:時枝 開監修:川越聡美(代表プロファイラー)公開:
明るいダイニングで、テーブルをはさんで向き合い、落ち着いて話す2人

すぐ怒る人には、その場では言い返さずに受け流し、相手が落ち着いてから、伝えたいことを短く伝えるのが基本です。すぐ怒る人の多くは、怒りの奥に「わかってほしい」「思いどおりにならなくて不安」「余裕がない」といった気持ちを抱えています。怒りそのものではなく、その奥にあるものに目を向けると、関わり方を選びやすくなります。

とはいえ、毎回のように怒られれば、めんどくさい、疲れたと感じるのは自然なことです。この記事では、すぐ怒る人の特徴と心理、その場・あと・ふだんの接し方と言い方の例、そして相手の性格タイプと時期から、相手に合った関わり方を考える方法をまとめます。

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結論:すぐ怒る人には「その場で受け流し、落ち着いてから短く伝える」

ポイント

  • 怒っている最中は、言い返さない・正しさで説得しない。いったん受け止めて、その場を離れてもよい
  • 相手が落ち着いてから、伝えたいことを1つに絞って、短く伝える
  • すぐ怒る人の怒りの奥には、期待とのずれ・不安・余裕のなさがあることが多い
  • 何に怒りやすいかは、その人が何を大切にしているかで変わる。相手の性格タイプを知ると、効く接し方を選びやすい
  • あなたが我慢し続ける必要はない。暴言や暴力があるなら、性格の問題として抱えず、相談先へ

相手の性格タイプを調べる(無料):同じ「すぐ怒る」でも理由は人によって違う

何に怒りやすいかは、人によって違います。時間を守ることを大切にしている人は、約束が崩れたときに。気持ちのつながりを大切にしている人は、わかってもらえないと感じたときに。自分のペースを大切にしている人は、口を出されたときに、強く反応しやすくなります。

つまり、相手が何を大切にしている人なのかがわかると、何が引き金になりやすいか、どんな伝え方なら受け取ってもらいやすいかの見当がつきます。その手がかりのひとつが、生年月日からわかる6つの性格タイプです(性格タイプとは)。

相手の生年月日を入れるとわかること

  • 相手の性格タイプ(6つのうちどれか)
  • 相手とのコミュニケーションのコツ
  • 相手がいま、どんな時期にいるか

相手の生年月日は、ご本人の了解を得てお使いください。

年4桁・月2桁・日2桁の順に入力します

月・日が1桁のときは0を付けてください。例:1965年4月19日 → 19650419、1990年1月5日 → 19900105

入力した生年月日は計算にだけ使い、保存しません。

診断のあとは、下の特徴や心理、言い方の例と照らし合わせながら読むと、相手に合った関わり方を選びやすくなります。

すぐ怒る人の特徴:よく見られる6つの言動

「すぐ怒る」と感じる人には、次のような言動がよく見られます。すべてが当てはまるわけではなく、いくつかが重なっていることが多いものです。

  1. 小さなことで声や態度が強くなる

    予定が少し変わった、返事が遅れた、置き場所が違った。周りから見ると小さなきっかけで、急に語気が強くなる

  2. 自分のやり方へのこだわりが強い

    手順や段取り、言葉の使い方など、自分なりの「こうあるべき」がはっきりしていて、外れると落ち着かない

  3. 「正しさ」で話す

    「普通はこうでしょう」「なんでできないの」と、正しいかどうかで相手を責める言い方になりやすい

  4. 機嫌が態度に出やすい

    言葉にする前に、ため息、物音、無言などで不機嫌が伝わる。周りが顔色をうかがうようになる

  5. 怒ったあと、何もなかったように振る舞う

    本人は怒って気がすんでいて、翌日には普通に話しかけてくる。怒られた側だけが引きずる

  6. 相手によって怒り方が違う

    外では穏やかなのに、家族や部下など、気を許した相手や立場の弱い相手にだけ強く出る

こうした言動が続くと、周りは「また怒らせるかもしれない」と身構えるようになります。すぐ怒る人がめんどくさいと感じるのは、怒られること自体よりも、いつも気を張っていなければならない疲れから来ていることが多いのです。

すぐ怒る人の心理:なぜ、すぐ怒るのか

怒りは、ほかの気持ちの「ふた」として表に出てくる感情だと言われることがあります。すぐ怒る人の奥には、次のような気持ちが隠れていることがよくあります。

怒り周りに見えているのは、ここだけ

水面下にある気持ち

  • 期待とのずれ
  • 不安や焦り
  • 余裕のなさ
  • 大切なものを軽く扱われた感覚
  • 気持ちの伝え方がわからない
すぐ怒る人の「怒り」の下には、別の気持ちが隠れていることが多い

期待とのずれ:「こうしてくれるはず」が外れた

相手への期待が大きいほど、外れたときの落差も大きくなります。「言わなくてもわかってくれるはず」「これくらいやってくれるはず」という期待が、言葉にされないまま外れると、怒りとして出てきます。身近な人ほど期待が大きくなるので、家族や親しい人に強く出やすいのは、このためでもあります。

不安や焦り:思いどおりにならないことへの怖さ

予定が崩れる、先が見えない、失敗するかもしれない。そうした不安を、怒りの形で押さえ込もうとすることがあります。強く出ている人ほど、内側では焦っている、ということは珍しくありません。

余裕のなさ:疲れや忙しさで、受け止める力が減っている

同じ出来事でも、余裕があるときは笑って流せるのに、余裕がないときは許せなくなります。すぐ怒る人は、怒りっぽい性格というより、余裕のない状態が続いているだけのこともあります。

大切にしているものを、軽く扱われた感覚

時間を守ること、筋を通すこと、気持ちをわかってもらうこと、自分のペースを守ること。何を大切にしているかは人によって違い、それを軽く扱われたと感じたとき、強く反応します。周りから見て「そんなことで」と思うのは、大切にしているものが自分と違うからかもしれません。

気持ちの伝え方を、怒る以外に知らない

困っている、悲しい、助けてほしい。そうした気持ちを言葉で伝えることに慣れていないと、怒るという形でしか表に出せないことがあります。怒っている本人も、自分が何に困っているのか、うまく言葉にできていないことがあります。

すぐ怒る人への接し方:その場・あと・ふだんの3段階

すぐ怒る人への接し方は、怒っている最中、落ち着いたあと、ふだんの3つに分けて考えると、整理しやすくなります。いちばん大事なのは、怒っている最中に解決しようとしないことです。

  1. その場

    受け止めて、言い返さない

    • 言葉の内容より「怒っている」という状態を受け止める。「〇〇が気になったんだね」と、まず状態を言葉にする
    • その場で正しさを争わない。説明や反論は、怒りに燃料を足すことになりやすい
    • 話が続かないときは「少し時間をちょうだい」と言って、その場を離れてよい
    • 謝るなら、自分に非があった部分だけ。全部を自分のせいにすると「怒れば相手が折れる」形ができてしまう
  2. あと

    落ち着いてから、短く伝える

    • 伝えたいことを1つに絞る。過去のことまで持ち出さない
    • 「あなたは」ではなく「私は」で話す。「大きな声だと、私は話しにくい」
    • 責めるより、次にどうしてほしいかを伝える
  3. ふだん

    怒りの「きっかけ」を減らす

    • 怒りやすい場面(予定の変更、返事の遅れ、口出しなど)を観察し、先に一言そえる
    • 相手が大切にしていることを知り、そこを軽く扱わない
    • 機嫌のよいときに、感謝や、助かったことを伝えておく。関係の土台があると、伝えたいことも届きやすい

言い方の例:言い換えるだけで、受け取られ方が変わる

相手が怒り出した

避けたいなんでそんなことで怒るの?

伝わりやすい〇〇が気になったんだね。先に話を聞かせて

その場を離れたい

避けたい(黙って立ち去る)

伝わりやすいちゃんと考えたいから、少し時間をちょうだい。あとで話そう

言い方がきつい

避けたいその言い方、ひどくない?

伝わりやすい大きな声だと、私は内容が頭に入らなくなる。落ち着いて聞きたい

予定を変えたい

避けたいやっぱり無理になった

伝わりやすい先に伝えておきたくて。〇〇の予定を△△に変えてもいい?

自分にも非があった

避けたいすみません、全部私が悪いです

伝わりやすい連絡が遅れたのは私の落ち度でした。次は前日に知らせます

やめてほしいことがある

避けたいいつもそうやって怒るよね

伝わりやすい次からは、怒る前に一言、何が困ったか言ってもらえると助かる

口出しされて困る

避けたいほっといて

伝わりやすい心配してくれてありがとう。まずは自分でやってみて、困ったら相談するね

どの言い方が届くかは、相手が何を大切にしているかによっても変わります。結論から聞きたい人もいれば、気持ちを先に受け止めてほしい人もいます。上の診断で相手の性格タイプがわかったら、「コミュニケーションのコツ」とあわせて、言い方を選んでみてください。

職場・家族・友人:関係ごとのポイント

職場(上司・同僚・取引先)

職場では、感情より事実と手順で話すのが基本です。報告は結論から、変更や遅れは早めに。怒られたときは、指摘の中身(直すべきこと)と、言い方(受け流してよいこと)を分けて受け取ると、気持ちを守りやすくなります。人格を否定する言葉や、人前での叱責がくり返されるなら、ひとりで抱えず、社内の窓口や外部の相談先を使ってください(下の「怒り方が激しいとき・続くときは」)。部下や後輩との関わり方は、部下との接し方でもまとめています。怒りではなく「話が長くて疲れる」相手には、話が長い人の特徴と心理が参考になります。

家族(夫・妻・親・きょうだい)

家族は距離が近く、期待も大きいので、怒りが出やすい関係です。毎日顔を合わせるからこそ、その場で決着をつけようとしないことが大切です。別の部屋に移る、時間をおく、と決めておくだけでも、言い合いが長引きにくくなります。夫がすぐ怒って疲れたときは、家事・育児・お金・休日の場面ごとの接し方をすぐ怒る旦那に疲れた時ににまとめています。母親がすぐ怒って疲れたときは、実家・電話・同居・子育ての場面ごとの接し方をすぐ怒る母親との接し方に、父親がすぐ怒って嫌いになりそうなときは、食卓・進路やお金の話・実家・連絡の場面ごとの接し方をすぐ怒る父親が嫌いになりそうな時にまとめています。家族への接し方や、相手の時期の見方は、バイオリズムと人間関係も参考にしてください。

友人・恋人

友人や恋人は、離れることも選べる関係です。関わり方を工夫しても、あなたばかりが我慢している状態が続くなら、距離を置くことも、自分を守る選択です。関係を続けるか、距離を置くかを決めるのは、あなた自身です。恋人がすぐ怒って疲れたときは、連絡・デート・同棲・将来の話の場面ごとの接し方をすぐ怒る彼氏に疲れた時に、彼女がすぐ怒ってめんどくさいときは、機嫌取りに頼らない接し方をすぐ怒る彼女がめんどくさい時ににまとめています。

やってはいけない関わり方

相手の「時期」も見ておくと、前もって備えられる

人には、調子の良い時期と、そうでない時期があります。同じ人でも、余裕のある時期にはおおらかで、余裕のない時期には小さなことが気になる、ということがあります。すぐ怒る人を見て「性格が変わった」と感じるとき、実は時期の影響が重なっていることもあります。

バイオリズムは、未来を言い当てる道具ではなく、次の時期に備えるための道具です。相手の今月・今日のポジションがわかると、たとえば次のように、前もって関わり方を考えられます。

相手の時期は、上の診断の「あわせて、相手の今のバイオリズムを見る」で確かめられます。時期の過ごし方は低調期の過ごし方、時期の見方はバイオリズムの見方・読み方にまとめています。どちらも、相手を決めつけるためではなく、関わり方を考える材料として使ってください。

怒り方が激しいとき・続くときは

次のうち、ひとつでも当てはまるなら、関わり方の工夫で解決しようとせず、性格の問題として抱え込まないでください。

配偶者や恋人からの暴力の相談は、DV相談ナビ(#8008)に電話すると、近くの配偶者暴力相談支援センターにつながります(内閣府 男女共同参画局)。職場のパワハラなどは、各都道府県の労働局などにある総合労働相談コーナーで、無料・予約不要で相談できます(厚生労働省)。命の危険を感じるときは、ためらわずに110番してください。

また、怒りっぽさが急に強くなった、本人も困っている、という場合は、医療機関や専門の相談窓口に相談することも考えてください。バイオリズムや性格タイプで判断するものではありません。

よくある疑問

すぐ怒る人は、性格だから変わらないのですか?

変わらないと決めつける必要はありません。怒りやすさには、生まれ持った傾向だけでなく、疲れや忙しさ、時期、周りとの関わり方も影響します。相手を変えようとするより、まず自分の関わり方を変えると、怒りの出方が変わることがあります。

すぐ怒るのは、病気なのですか?

この記事では判断できませんし、周りの人が判断するものでもありません。怒りっぽさが急に強くなった、日常生活や仕事に支障が出ている、本人も苦しんでいる、という場合は、医療機関や専門の相談窓口に相談してください。

すぐ怒る人を、めんどくさいと感じてしまう自分はおかしいですか?

おかしくありません。くり返し怒られれば、疲れて、関わりたくないと感じるのは自然なことです。その気持ちを否定せず、まず自分の心を守ることを優先してください。そのうえで、関わり方を工夫するか、距離を置くかを選べばよいのです。

すぐ怒る人と、距離を置いてもよいですか?

はい。工夫しても状況が変わらない、あなたがすり減っていると感じるなら、距離を置くことは自分を守るための正当な選択です。職場や家族など、すぐには離れられない関係なら、話す時間や場面を減らす、ひとりの時間をつくる、といった小さな距離の取り方もあります。

相手の性格タイプがわかれば、怒らせずにすみますか?

怒らせないことを約束するものではありません。性格タイプは、相手が何を大切にしているかを知る手がかりです。伝え方やタイミングを選ぶ材料として使い、相手との対話を大切にしてください。相手の生年月日は、本人の了解を得てお使いください。

「すぐ怒る」を、ほかの言葉で言い換えると?

「怒りっぽい」「短気」「気が短い」「カッとなりやすい」などがあります。本人に伝えるときは、「怒りっぽいよね」と性格を指すより、「大きな声になると、私は話しにくい」と、困っている場面を伝えるほうが受け取ってもらいやすくなります。

自分がすぐ怒ってしまう場合は、どうすればよいですか?

怒りが出そうになったら、まず数秒、間をとって、その場を少し離れてみてください。そのうえで、自分が何に困っていたのか、何を大切にしたかったのかを言葉にしてみると、次から伝え方を選びやすくなります。自分の性格タイプや時期を知ることも、余裕のない時期に前もって備える手がかりになります(性格診断(無料))。

まとめ

この記事のポイント

  • すぐ怒る人には、その場では言い返さずに受け流し、落ち着いてから、伝えたいことを1つに絞って短く伝える
  • すぐ怒る人の怒りの奥には、期待とのずれ・不安・余裕のなさ、大切にしているものを軽く扱われた感覚があることが多い
  • 何に怒りやすいかは、その人が何を大切にしているかで変わる。相手の性格タイプを知ると、効く接し方を選びやすい
  • 相手の時期を知ると、大事な話のタイミングや、先に手を貸すことなど、前もって備えられる
  • めんどくさい、疲れたと感じるのは自然なこと。我慢し続けず、距離を置くことも選べる
  • 暴言や暴力があるなら、性格の問題として抱えず、相談先へ

まずは、相手の性格タイプを調べて、「コミュニケーションのコツ」から、次に試せる伝え方を1つ選んでみてください。

※性格タイプやバイオリズムは、相手を理解し、関わり方に備えるための手がかりであり、結果を保証するものではありません。

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