すぐ忘れる人の特徴と性格|忘れにくくなる伝え方の工夫と、相手の性格タイプ

執筆:時枝 開監修:川越聡美(代表プロファイラー)公開:
明るいキッチンで、壁のカレンダーの前に並んで立ち、予定をいっしょに確かめる2人の後ろ姿

すぐ忘れる人には、「覚えてね」と頼むより、忘れても困らない形にして伝える(書いて渡す・共有する・前日に合図する)のが、いちばん効きやすい関わり方です。忘れっぽい人の多くは、大切に思っていないから忘れるのではなく、頭の中に入る情報の量や優先順位、そのときの余裕によって、抜けてしまうことがあるだけです。それでも、言ったことを忘れられれば、がっかりするのも、イライラするのも自然な反応です。

この記事では、すぐ忘れる人によく見られる特徴と理由、家庭・職場・恋人や友人の場面ごとの接し方、そのまま使える言い方の例をまとめます。同じ「すぐ忘れる」でも、相手が何を大切にしている人かで、残りやすい伝え方は変わります。相手の性格タイプと時期から、お互いに楽になる関わり方を探してみましょう。

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結論:すぐ忘れる人には「覚えてもらう」より「忘れても困らない形」にして伝える

ポイント

  • 大事なことは、口頭だけで終わらせず、目に入る形(メモ・LINE・共有カレンダー)で残す
  • 頼むときは、「いつまでに・何を」を1つずつ。まとめて何件も頼まない
  • 忘れないための合図を、前日や当日の朝に1回入れる。責める確認ではなく、段取りの一部として
  • 忘れたときは、人格ではなく「抜けた事実」を伝えて、次の手を一緒に決める
  • 何を大切にしている人かで、覚えやすい伝え方は変わる。性格タイプがわかると、伝え方を選びやすい

相手の性格タイプを調べる(無料):同じ「すぐ忘れる」でも理由は人ごとに違う

忘れ方は、人によって違います。大事なことほど抜けずに覚えているのに、細かい約束だけ落ちる人もいれば、気持ちが動いたことは鮮明なのに、段取りの話が残らない人もいます。頭に残りやすいのは、その人が大切にしていることと結びついた情報であることが多いからです。

相手が何を大切にしている人なのかがわかれば、「どう伝えれば残りやすいか」「どんな声かけなら責められた感じがしないか」の見当がつきます。その手がかりのひとつが、生年月日からわかる6つの性格タイプです(性格タイプとは)。相手の生年月日は、ご本人の了解を得てお使いください。

相手の生年月日を入れるとわかること

  • 相手の性格タイプ(6つのうちどれか)
  • 相手とのコミュニケーションのコツ
  • 相手がいま、どんな時期にいるか

相手の生年月日は、ご本人の了解を得てお使いください。

年4桁・月2桁・日2桁の順に入力します

月・日が1桁のときは0を付けてください。例:1965年4月19日 → 19650419、1990年1月5日 → 19900105

入力した生年月日は計算にだけ使い、保存しません。

結果を見たあとは、下の特徴や場面ごとの接し方と照らし合わせながら読むと、相手に合った伝え方を選びやすくなります。

言ったのに忘れられて、がっかり・イライラするのは自然なこと

「話したことを覚えていない」「頼んだことが抜けている」。そのたびに、「私のことは、どうでもいいのかな」と感じてしまう人は少なくありません。覚えていることが、大切にされている証拠のように思えるからです。次のような気持ちに、心当たりはありませんか。

  1. 大切にされていない気がする

    約束や記念日、ちょっとした会話を忘れられると、自分の存在が軽く扱われたように感じる

  2. 何度も同じことを言うのに疲れる

    言うたびに「ああ、そうだった」と返され、確認する側ばかりが負担を抱える

  3. また忘れるのでは、と期待できなくなる

    頼む前から不安になり、先回りして自分でやってしまう。そのうち、頼むこと自体が負担になる

  4. 確認する自分が、責めているようで嫌になる

    確かめるたびに空気が悪くなる。言い方に気をつけても、わだかまりが残る

  5. 悪気がないとわかるだけに、怒りの行き場がない

    相手が謝ってくれると、それ以上責められない。気持ちだけがたまっていく

覚えていないことと、大切に思っていないことは、同じではありません。そう頭ではわかっていても、気持ちがついてこないことはあります。その気持ちは、そのまま受け止めて大丈夫です。そのうえで、覚えているかどうかに頼らなくてもよい仕組みにしておくと、お互いに楽になります。

すぐ忘れる人の特徴:よく見られる6つの傾向

すぐ忘れる人には、次のような傾向がよく見られます(人それぞれで、すべてが当てはまるわけではありません。性格の欠点という意味でもありません)。

  1. 口頭だけで聞いたことは、残りにくい

    耳で聞いた情報は、時間とともに薄れやすい。書いてあるもの・見えるものなら覚えている、という人も多い

  2. ほかのことに集中していると、頭から抜ける

    ひとつのことに夢中になるほど、別の約束や頼まれごとが後ろに下がっていく

  3. 興味や優先度の低い情報は、頭に残りにくい

    大切だと感じることは覚えているのに、「どちらでもよい」と感じる話は流れてしまう

  4. 同時にいくつも頼まれると、抜けが出る

    複数の依頼や予定が重なると、全部を頭に置いておけず、どれかが落ちる

  5. 忙しい・疲れている時期に、とくに抜けやすい

    余裕があるときは覚えていることでも、忙しさや疲れが重なると、抜けが増える

  6. 嫌なことや失敗を引きずらず、切り替えが早い

    忘れっぽさの裏側として、気持ちの切り替えが早く、前向きでいられるという面もある

見方を変えると、すぐ忘れる人は、今に集中できる、切り替えが早い、細かいことにとらわれない人でもあります。特徴を欠点としてだけ見ないことが、責めずに関わる第一歩です。

すぐ忘れる理由:なぜ、抜けてしまうのか

忘れる理由は、ひとつではありません。日常でよくある背景を、次の図にまとめました(人によって違い、断定できるものではありません。あくまで「そういうことがある」という見方です)。

忘れた周りに見えているのは、この結果だけ

水面下にある気持ち

  • 頭の中がいっぱいで余裕がない
  • 情報が口頭だけで、残る形になっていない
  • 優先順位が低いと感じている
  • 睡眠不足・疲れ
  • 覚えている、と思い込んでいた
「忘れた」という結果の下には、余裕のなさや、情報の入り方が隠れていることが多い

頭の中がいっぱいで、余裕がない

仕事、家事、人間関係。抱えていることが多いほど、新しい情報を置く場所が足りなくなります。忘れっぽい人は、記憶力が低いというより、今の容量がいっぱいなだけのこともあります。

情報が、口頭だけで入っている

立ち話や電話で聞いたことは、あとで見返せません。「言った」「聞いていない」のすれ違いも、ここから起きやすくなります。形に残すだけで、減らせることがあります。

優先順位が、低く置かれている

本人にとって重要でないと感じる話は、記憶に残りにくくなります。「大事だと伝わっていなかった」可能性もあるので、なぜ大事なのかを一言添えると、残りやすくなります。

睡眠不足や疲れで、頭が回っていない

疲れているときは、誰でも抜けが増えます。ここ最近とくに増えたと感じるなら、生活の忙しさや疲れが重なっていないかも、見てあげてください。

「覚えている」と思い込んでいる

本人は「覚えている」つもりで、確認しないまま過ぎることがあります。悪気はなく、気づくのが遅れているだけです。

場面ごとの接し方:家庭・職場・恋人や友人

忘れて困る場面は、関係によって違います。場面ごとに「先に打てる手」を決めておくと、そのつど責めずにすみます。

  1. 家庭(家事・買い物・子どもの予定)

    見える場所で共有し、分担を形にする

    • 冷蔵庫や玄関に、共有のホワイトボードやカレンダーを置く。頼んだことは、その場で1行書く
    • 買い物はLINEのノートやメモアプリを共有する。「買ってきて」は口頭でなく、文字で残す
    • 家事は「気づいたらやる」より「曜日と担当を決める」。決まっていれば、忘れても責め合わずにすむ
  2. 職場(依頼・報告・期限)

    依頼は書面で、期限と目的を添える

    • 依頼はチャットやメールで文字にして渡す。口頭で頼んだ場合も、あとで要点を1行送る
    • 「いつまでに・何を・なぜ必要か」を1セットで。まとめて頼まず、優先順位をつけて1〜2件ずつ
    • 期限の前日に、短いリマインドを入れておく。「確認です」より「前日なので共有です」くらいの言い方で
  3. 恋人・友人(約束・記念日・会話)

    大切な約束は、両方のカレンダーに入れる

    • 日時が決まった約束は、その場でお互いのカレンダーアプリに入れる。「覚えておく」より確実
    • 記念日や誕生日は、相手が忘れても責めず、早めに「今月〇日だよ」と共有しておく
    • 会話の内容を忘れられて悲しいときは、「あの話、私にとっては大事だったから、もう一度聞いてほしい」と気持ちを言葉にする
  4. 忘れてしまったとき(共通)

    責めずに、事実と次の手だけ伝える

    • 「また忘れたの?」ではなく、「〇〇がまだのようだから、今日のうちにお願いできる?」と、事実と依頼だけ伝える
    • 同じことが続くときは、本人と一緒に「忘れにくくする方法」を話し合う(通知・置き場所・合図)
    • 忘れたことに気づいたときに、相手から言い出してくれたら、「教えてくれてありがとう」と受け止める

忘れにくくなる伝え方・言い方の例7つ

同じ内容でも、言い方を変えるだけで、相手の受け取り方も、残りやすさも変わります。責める言い方を、仕組みと事実に寄せた例です。

頼みごとをするとき

避けたいちゃんと覚えておいてね

伝わりやすい今、LINEに書いて送るね。見たら、スタンプで教えてほしい

大事な約束の前

避けたいどうせ忘れるでしょ

伝わりやすい明日の〇時は大事な約束だから、前の晩に一度連絡するね

忘れられていたとき

避けたいまた忘れたの? 何回目?

伝わりやすい〇〇がまだみたい。今日のうちにお願いできる? 難しければ、手伝うよ

会話の内容を忘れられたとき(恋人・友人)

避けたい私の話なんてどうでもいいんだね

伝わりやすいあの話、私にとっては大事だったから、覚えていてくれたらうれしい。もう一度話してもいい?

仕事の依頼を、確実に残したい

避けたいさっき言ったよね?

伝わりやすい念のため、要点をメールで送りますね。期限は〇日、目的は△△です

リマインドを入れるとき

避けたいちゃんとやってるの? 確認だけど

伝わりやすい前日なので共有です。明日〇時の件、準備は大丈夫そう?

忘れ癖を、一緒に減らしたいとき

避けたいもっとしっかりしてよ

伝わりやすい忘れにくくする方法を、一緒に決めない? 玄関にメモを貼るのと、スマホの通知、どっちが合いそう?

どの言い方が届くかは、相手が段取りから聞きたい人か、気持ちを先に受け止めてほしい人かでも変わります。上の結果で相手の性格タイプがわかったら、「コミュニケーションのコツ」とあわせて、言い方を選んでみてください。

やってはいけない関わり方

相手の「時期」も見ておくと、前もって備えられる

人には、余裕のある時期と、そうでない時期があります。いつもより忘れっぽいと感じるとき、仕事や生活の忙しさに加えて、時期の影響が重なっていることもあります。

バイオリズムは、未来を言い当てる道具ではなく、次の時期に備えるための道具です。相手の今月・今日のポジションがわかると、たとえば次のように、前もって準備できます。

相手の時期は、上の結果の「あわせて、相手の今のバイオリズムを見る」で確かめられます。時期の過ごし方は低調期の過ごし方に、相手の時期を踏まえた声かけの考え方は部下との接し方にまとめています。相手を決めつけるためではなく、関わり方を考える材料として使ってください。

忘れ方がいつもと違うと感じたら

忘れっぽさは、多くの人に見られる、ふつうのことです。ただ、急に忘れ方が増えた、いつもと様子が違う、本人や周りの生活に支障が出ていると感じるときは、この記事の工夫で何とかしようとせず、かかりつけの医師などの医療機関に相談してみてください。この記事は、状態を判断するものではありません。性格タイプやバイオリズムで、何かがわかるわけでもありません。

よくある疑問

すぐ忘れる人は、私のことをどうでもいいと思っているのでしょうか?

忘れることと、大切に思わないことは、同じではありません。人は、頭の容量や優先順位、そのときの余裕によって、大切な人のことでも抜けてしまうことがあります。そのうえで、悲しい気持ちは大切な感覚なので、「覚えていてくれたらうれしい」と言葉にして伝えると、すれ違いを減らせます。

何度言っても忘れる人には、どう伝えればいいですか?

言い方を工夫するより、形を変えるほうが効きます。口頭をやめて文字で残す、共有カレンダーに入れる、前日にひとこと合図を入れる。それでも続くときは、相手と「どうしたら忘れにくいか」を一緒に決めてみてください。

忘れっぽいのは、性格が原因ですか?

性格だけで決まるものではありません。疲れや忙しさ、伝え方、情報の優先順位など、いくつもの要因が重なります。性格タイプは、相手が何を大切にしているかを知る手がかりとして使い、伝え方を選ぶ材料にしてください。

自分がすぐ忘れてしまいます。どうすればいいですか?

責めずに、覚えようとするより、忘れても困らない仕組みを作るのが近道です。聞いたらその場でメモかスマホに入れる、予定は通知を2回設定する、物の置き場所を決める、など。この記事の接し方は、自分に向けても使えます。なお、忘れ方が急に増えたと感じるときや、生活に支障が出ているときは、医療機関に相談してください。

職場で忘れっぽい人に、どう仕事を任せればいいですか?

依頼は文字で、期限と目的をセットに。1回に頼むのは1〜2件にして、前日に短いリマインドを入れます。ミスが出たときは、人ではなく仕組みを見直します。部下や後輩との関わり方は部下との接し方も参考にしてください。

相手の性格タイプがわかれば、忘れなくなりますか?

忘れなくなることを約束するものではありません。性格タイプは、相手が何を大切にしているかを知る手がかりです。伝え方やタイミングを選ぶ材料として使い、相手との対話を大切にしてください。相手の生年月日は、ご本人の了解を得てお使いください。

まとめ

この記事のポイント

  • すぐ忘れる人には、「覚えてもらう」より、書いて渡す・共有する・合図を入れるなど、忘れても困らない形にして伝える
  • 忘れられてがっかり・イライラするのは自然なこと。ただ、覚えていないことと、大切に思っていないことは別
  • 忘れる背景には、頭の余裕のなさ、口頭だけの情報、優先順位、疲れなどがある。長所(切り替えの早さなど)と裏表でもある
  • 家庭・職場・恋人や友人の場面ごとに、先に打てる手(共有カレンダー・書面・リマインド)を決めておく
  • 忘れたときは、人格ではなく事実と次の手を伝える。気持ちは言葉で伝える
  • 忘れ方が急に増えた、生活に支障が出ているときは、医療機関へ

まずは、相手の性格タイプを調べて、「コミュニケーションのコツ」から、次に試せる伝え方を1つ選んでみてください。ほかの身近な人との関わり方は、話が長い人の特徴と心理も参考にしてください。

※性格タイプやバイオリズムは、相手を理解し、関わり方に備えるための手がかりであり、結果を保証するものではありません。

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